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娼婦と近世社会 曽根ひろみ著 吉川弘文館 [風俗]

女性史の研究家が、「性」を商品化された女性たちについて、17世紀以降の実態、限られたテーマについて述べている本である。内容については、この本の裏表紙に書かれているものを引用する。

 近世社会には遊女・芸者・熊野比丘尼(くまのびくに)、
隠売女(かくしばいた)・飯盛女(めしもりおんな)・夜鷹(よたか)など、
さまざまに「性」を商品化された女性たちがいた。
その実態を生活やこころの問題、
梅毒や性愛のありかたも視野にいれながら描く。
性の売り手・買い手が都市下層まで拡大し、
売買春を成り立たせてきた多様な歴史的背景を
女性史の立場から探る。
現代の「売春」論議にも一石を投じる。

コンパクトにまとめてある記述である。
この本での発見は、〝熊野比丘尼〟の存在である。熊野比丘尼とは、当初は熊野信仰を負っている巫女としての『熊野巫女』の別名であった、という。ここで言う巫女とは、勧進を中心に、「歩き神子」などといわれながら人々の相談相手・話し相手として全国を廻り、独立の強涯に生きた無名の漂白女性たちのことである。
 そして本来「宗教者」である熊野比丘尼が「娼婦」となってしまったのか、はこの本の中で述べている。

もうひとつの発見は、梅毒の実態である。戦国時代にヨーロッパ人からもたらされたが、250年を経て全国に蔓延していた、という。男女の交接でしか伝染しなから恐るべき蔓延力である。明確な治療法がないため悲惨な結末を招いたようだ。それは娼婦たちも例外でなかっとことが書かれている。

この本の意義は、女性の立場から、社会史上の無視できない事象のひとつとして書かれている点が秀逸である。




娼婦と近世社会

娼婦と近世社会

  • 作者: 曽根 ひろみ
  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本



フーゾクの日本史  岩永文夫著 講談社α新書 [風俗]

 「フーゾク」という用語の意味合いは、読者の察する通り、広辞苑にある1番目の解釈ではなく、広辞苑から離れた隠語的意味合いの、性的な習慣や嗜好を指して「性風俗」と呼ぶ場合の「風俗」がこの本の中の「フーゾク」の意味・定義である。尚、性的サービスを提供する業種の動向を指して「性風俗」、またその産業(風俗店)そのものを指して「性風俗」や「風俗」と称する事があり、古代より営まれてきたこのサービス産業について、書物のなかの表現からの「フーゾク」を古代より解き明かした本である。

 そしてこの本ではもっと具体的に、
〝玄人と呼ばれる女性たちの仕事を筆者は現代の有り様をもあわせてフーゾクと呼んでいる。それは遊女のいた遊郭から私娼のいた岡場所、いや江戸時代だけでなく、それ以前の遊行女婦(ゆうこうじょふ)やあそび女(め)、白拍子(しらびょうし)、江戸以降の矢場女(やばおんな)や銘酒屋の酌婦、赤線の女にソープ嬢。さらに実際にはセックスをやらないで、射精だけをうながす現代のヘルス嬢などのニューフーゾクの女性たちすべてをもって。
 
 そして彼女たちと同じ時代を生きた人たち、中でもその代表としての文学者たちが自らのフーゾクとのかかわりをどのように伝え残してくれているのか。それを万葉の昔から現代までのさまざまな時代の文学作品を通して、その中に描かれているフーゾクのいろいろを眺めてみると・・・・・、そこにもう一つの日本史が立ち現れ来るのだ。これが実に面白い!
 〝女なくして夜も明けぬ国ニッポン〟の面目躍如たるスケベぶり、好色ぶりが横溢する世界が顔を出す。〟とある。

 簡単に言えば、古代からの書物、文学作品の中に記述された「フーゾク」描写を解説したものである。

 特に注目は、第1章の上代~中世 遊行女婦から白拍子の時代だろう。もっとわかりやすく言いなおせば、江戸時代以前の時代の「フーゾク」である。江戸時代以降は、よく知られているというより、書物や、浮世絵などを後世に大量に残しているので、ほぼ把握されていると考えられる。

 「万葉集」、「大鏡」、「大和物語」、「古今和歌集」などに、普通に男女の営みの描写があり、遊女は文化であるとまで分析している。やっていることは、現代も同じで、違いは世の中の寛容さ、おおらかさがあったことらしい。

〝そして室町時代に起きた「フーゾク」業界の大事件は、時の足利幕府が、疲弊した財政の再建策として手あたり次第に税をかけた。
 その挙句が傾成局(けいせいきょく)の新設である。遊女稼ぎは官の免許を受けることとした。その結果が本邦発の売春の公認だ。そして娼婦からは一人十五文の年税を、娼家からは段銭(たんせん)や棟別銭(むねべつせん)を徴収することにした。すなわち公娼制度の始まりである。〟

 この制度は、江戸、明治、大正と受け継がれ、戦後になって公娼制度が廃止され、各地に赤線が出現し、さらにそれも売防法の制定によって姿を消してしまう。

 ちなみに残りの章だては、

 第2章 近世 花魁と飯盛女の時代
 第3章 明治~昭和初期 銘酒屋の時代
 第4章 終戦~昭和30年代 赤線とトルコ風呂の時代
 第5章 昭和40年代~現代 地方のフーゾクとニューフーゾクの時代

 現代は、上代から古代と同様に、公娼制度はなくなったが、この「フーゾク」産業はなくなったわけではなく、形をかへ、仕組みを変えて、存在している。

 江戸時代以降の具体的な話は、本書に譲るとして、印象的な話は、古代~中世は性病がなかったことが、おおらかさに繋がっていたという記述と湯女の由来であった。

 現在は、江戸時代の風俗画の一種である浮世絵のの男女の営みの画が見直されている。西洋に春画として大量に流出したが、江戸時代の独自の風俗様式として見直されているのである。

 この本は、教科書には決して取り上げられないが、間違いなく日本史の一つの面を占める重要な風俗様式であり、別に隠す必要もなく羞恥心をあおるものでもない、ことがわかる。警視庁が、見えた見えない、「わいせつ」だ、などという言葉がいかに低次元のものであることがわかる。もしかして、現代の日本人の性意識を踏まえた文化意識レベルは、古代、江戸時代より低下しているのかもしれない。


フーゾクの日本史 (講談社プラスアルファ新書)

フーゾクの日本史 (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 岩永 文夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/21
  • メディア: 新書



日本売春史―遊行女婦からソープランドまで (新潮選書)

日本売春史―遊行女婦からソープランドまで (新潮選書)

  • 作者: 小谷野 敦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 単行本



江戸の性愛術 (新潮選書)

江戸の性愛術 (新潮選書)

  • 作者: 渡辺 信一郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/05/24
  • メディア: 単行本



春画の楽しみ方完全ガイド

春画の楽しみ方完全ガイド

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 池田書店
  • 発売日: 2009/07/02
  • メディア: 単行本



ニッポン春画百科 上巻

ニッポン春画百科 上巻

  • 作者: オフェル・シャガン
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2011/07/23
  • メディア: 単行本



ニッポン春画百科 下巻

ニッポン春画百科 下巻

  • 作者: オフェル・シャガン
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2011/07/23
  • メディア: 単行本



東京電力という会社と福島原発事故の本 [現代]


東電帝国―その失敗の本質 (文春新書)

東電帝国―その失敗の本質 (文春新書)



◇内容(「BOOKデータベースより)
 札束で政治家を、天下りポストで役所を、寄付金で学界を、潤沢なPR費でマスコミを支配し「原発安全神話」をつくり上げてきた東京電力。元朝日新聞電力担当記者が、長年の取材を元に「驕りの帝国」の実像を描く。


東京電力の大罪 2011年 7/27号 [雑誌]

東京電力の大罪 2011年 7/27号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/06/13
  • メディア: 雑誌




ルポ東京電力 原発危機1カ月 (朝日新書)

ルポ東京電力 原発危機1カ月 (朝日新書)

  • 作者: 奥山俊宏
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/06/13
  • メディア: 新書


◇内容紹介
 情報を小出しにし事故を小さく見せようとする態度、確認を拒み質問をはぐらかす姿……。常駐し、すべての会見に立ち会った朝日新聞の敏腕記者が見た東京電力本店の1カ月。報道されなかった「やりとり」から東電の「体質」が浮き彫りになる。


東京電力・帝国の暗黒

東京電力・帝国の暗黒

  • 作者: 恩田 勝亘
  • 出版社/メーカー: 七つ森書館
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
 東京電力という巨大企業が抱える病理を丹念な取材で解き明かす。


福島原発の真実 (平凡社新書)

福島原発の真実 (平凡社新書)

  • 作者: 佐藤栄佐久
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2011/06/23
  • メディア: 新書


◇内容紹介
 日々、深刻の度合を深める福島原発事故。 洪水のように溢れかえる情報の中で人は一体何を信じたらよいのか。 原子炉運転停止、プルサーマル凍結、核燃料税をめぐる攻防……。 国と電力会社が操る「全体主義政策」の病根を知り尽くした前知事が、そのすべてを告発する。


ドキュメント東京電力―福島原発誕生の内幕 (文春文庫)

ドキュメント東京電力―福島原発誕生の内幕 (文春文庫)

  • 作者: 田原 総一朗
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/07/08
  • メディア: 文庫


◇内容(「BOOK」データベースより)
 GHQに解体された電力事業は、官僚組織との激しい主導権争いの末、再国有化を免れ、巨大企業・東京電力が生まれる。その暗闘の駆け引き材料とされたのが、原子力発電。福島原発も議論、検討もなおざりのまま建設が進められた。誕生からの東電の姿を、当事者への取材を交えて丹念に追った名作ノンフィクション。待望の復刊。

ドイツ語特集 [語学]

ドイツ語最新教材の案内です。語学勉強は脳の活性化に有効とのこと。習得方法はラジオとCD携帯端末にダウンロードして、ウオーキングしながら、〝ながら勉強〟はいかがでしょう。






NHKラジオまいにちドイツ語 2011 9 (NHK CD)

NHKラジオまいにちドイツ語 2011 9 (NHK CD)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2011/08
  • メディア: -




NHKラジオまいにちドイツ語 2011 8 (NHK CD)

NHKラジオまいにちドイツ語 2011 8 (NHK CD)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHKサービスセンター
  • 発売日: 2011/07
  • メディア: -



NHKラジオまいにちドイツ語 2011 7 (NHK CD)

NHKラジオまいにちドイツ語 2011 7 (NHK CD)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHKサービスセンター
  • 発売日: 2011/06
  • メディア: -



NHKラジオまいにちドイツ語 2011 6 (NHK CD)

NHKラジオまいにちドイツ語 2011 6 (NHK CD)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2011/05
  • メディア: -



NHKラジオまいにちドイツ語 2011 5 (NHK CD)

NHKラジオまいにちドイツ語 2011 5 (NHK CD)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2011/04
  • メディア: -



NHKラジオまいにちドイツ語 2011 4 (NHK CD)

NHKラジオまいにちドイツ語 2011 4 (NHK CD)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2011/03
  • メディア: 大型本



NHKラジオアンコールまいにちドイツ語 2010年度[7-9 (語学シリーズ NHKラジオテキスト)

NHKラジオアンコールまいにちドイツ語 2010年度[7-9 (語学シリーズ NHKラジオテキスト)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2010/06
  • メディア: 単行本



 毎日のラジオ番組からのコンテンツ録音にはこれ!


SONY ポータブルラジオレコーダー 4GB R50 ICZ-R50

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  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス



OLYMPUS ICレコーダー機能付ラジオ録音機 ラジオサーバーポケット PJ-10

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  • 出版社/メーカー: オリンパス
  • メディア: エレクトロニクス



SANYO ラジオ付きICレコーダー(シルバー) ICR-RS110M(S)

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  • 出版社/メーカー: 三洋電機
  • メディア: エレクトロニクス



 最後に、ウオーキングをしながら使う携帯音楽機器は国産代表で「ウォークマン シリーズ」

SONY ウォークマン Sシリーズ <メモリータイプ> 8GB バイオレット NW-S754/V

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  • 出版社/メーカー: ソニー
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SONY ウォークマン Sシリーズ <メモリータイプ> スピーカー付 8GB ブルー NW-S754K/L

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  • 出版社/メーカー: ソニー
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SONY ウォークマン Aシリーズ <メモリータイプ> 16GB ブラック NW-A855/B

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  • 出版社/メーカー: ソニー
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SONY ウォークマン Eシリーズ <メモリータイプ> 4GB シルバー NW-E053/S

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  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス







〝爆笑問題〟の太田光と〝影絵〟の藤城清治の〝大人〟のためのコラボ絵本 [現代]


絵本マボロシの鳥

絵本マボロシの鳥



◇ 内容説明
 あの『マボロシの鳥』を藤城清治が影絵に!藤城清治の大ファンだという太田光のベストセラー小説集『マボロシの鳥』(新潮社刊)の表題作を、藤城清治が影絵化。ふたりのイメージの共鳴しあう傑作絵本!



マボロシの鳥

マボロシの鳥

  • 作者: 太田 光
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/10/29
  • メディア: 単行本




ぶどう酒びんのふしぎな旅

ぶどう酒びんのふしぎな旅

  • 作者: 藤城 清治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/04/13
  • メディア: 単行本


◇ブラチスラバ国際絵本原画コンクール「金のりんご賞」受賞作家で、日本を代表する影絵作家、藤城清治氏。本作は、氏が最初の絵本として選び、愛してやまないアンデルセンの名作を、新たに渾身の力をこめて描き上げた絵本です。
昭和25年、暮しの手帖社から刊行された旧版『ぶどう酒びんのふしぎな旅』はモノクロ印刷。これでは十分に表現できなかった幻想世界を、オール4色で完全に表現したいという藤城氏の宿願を果たすものであり、ご自身の原点への挑戦でもあります。
本年4月に、86歳になる藤城清冶氏の創作意欲は、衰えるどころか旺盛さを増しています。本書には、昨年大きな話題となった京都府京都文化博物館での「藤城清冶 光と影の世界展」で展示され、人気を集めた作品も掲載されていますが、ほとんどは新規の描き下ろし。作品に手を入れ続けている姿は、妥協を知らない真のアーティストの名にふさわしいものです。
藤城氏の86歳の誕生日にあわせて刊行します。

 

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

  • 作者: 宮沢 賢治
  • 出版社/メーカー: リトル・モア
  • 発売日: 2009/11/26
  • メディア: ハードカバー


◇ 内容紹介
ビーズや布、クリスタル、糸で織りなす宇宙。

『幸せな王子』『人魚姫』につづく、清川あさみ、絵本シリーズ最新作がついに完成。

水素よりも透明な銀河の水、サファイアトパーズの河原、
眼もさめるような白い十字架、楽器の旋律森、りんごと薔薇の匂いがする風、
きらきら燃えるとうもろこしの地平線……。
鳥を捕る男、踊るインディアン、ハープのような孔雀、
タイタニック、跳ねる鱒、真っ赤な蠍……。

宮沢賢治が言葉で描いた空前絶後の情景が、ページをめくるたび、目の前に鮮烈に立ち上がる--。

永遠の名作 『銀河鉄道の夜』決定版!!


松下奈緒、NHK1年ぶり“凱旋主演”  あの紅白司会からドラマの主演抜擢へ 楽しみだ [人]

松下奈緒、NHK1年ぶり“凱旋主演”
SANSPO 2011.5.28 05:04

 また、NHKで松下奈緒の出演がみられる。「ゲゲゲの女房」の好演、高視聴率の確保、紅白での司会、とNHKでの評価は高かったから、再度、ドラマでのオファーがあっても不思議でない。個人的な感想では、ドラマでの松下奈緒よりも音楽家、ピアノニストとしての松下奈緒を見てみたいと思う。


◇ 松下奈緒、楽しむことが「ライブの魅力」



松下奈緒アーティストブック Scene#25

松下奈緒アーティストブック Scene#25

  • 作者: 細野 晋司
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
  • 発売日: 2011/03/11
  • メディア: 単行本


☆内容紹介
 25歳の松下奈緒のすべてがつまったファン必携のアーティストブック!
NHKの朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』でのヒロイン役抜擢や、紅白の司会に起用されるなど、現在注目度ナンバー1の女優、松下奈緒のアーティストブック。パリへの音楽旅行やライブを中心とした写真に加え、舞台裏やオフショットなど素顔の松下奈緒も満載。最新アルバム『Scene#25』より、全10曲のスコアを本人コメント付きで収載。音楽や創作活動について語ったアーティストインタビューと、仕事やプライベートについて語った2本立てのロングインタビューでは、松下奈緒の内面に深く迫る。

[曲目]「ありがとう」ピアノバージョン/f/LUNA/「ゲゲゲの女房」組曲 NAZUNA/The Oasis Road/「ゲゲゲの女房」組曲 ふみえ/紅葉/春風色 for piano&cello/「ゲゲゲの女房」組曲 父の背中/旅人のテーマ/全10曲

FUKUSHIMA原発本が発売され始めた! [現代]

FUKUSHIMA原発事故の本が出版されはじめたが、ほんとんど真実の情報が公開されていない状況下で書かれた本であり、推測と過去の事故事例を参考に論じているが、一貫して原発の安全性を問題視していた著者たちであり、その警告予言は的中してしまった今の現実と今後の方策を論じる。


原発のウソ (扶桑社新書)

原発のウソ (扶桑社新書)

  • 作者: 小出 裕章
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2011/06/01
  • メディア: 新書


◇内容紹介
危険性を訴え続けて40年
“不屈の研究者”が警告する原発の恐怖

“安全な被曝量”は存在しない! 原発を止めても電力は足りる!
いま最も信頼されている原子力研究者の、3.11事故後初の著書

著者の小出裕章氏は、かつて原子力に夢を持って研究者となることを志した。
しかし、原子力を学ぶうちにその危険性を知り、考え方を180度変えることになる。
それ以降40年間、原子力礼賛の世の中で“異端”の扱いを受けながらもその危険性を訴え続けてきた。
そんな小出氏が恐れていたことが現実となったのが、2011年3月11日に起きた福島第一原発事故だった。
原発は今後どうなる?
放射能から身を守るにはどうすればいい?
どのくらいの「被曝」ならば安全?
原発を止めて電力は足りるの?
など、原子力に関するさまざまな疑問に“いま最も信頼されている研究者”がわかりやすく答える。


FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン (朝日新書)

FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン (朝日新書)

  • 作者: 広瀬 隆
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/05/13
  • メディア: 新書


◇内容紹介
 福島第一原発の事故が日本全体を恐怖に陥れている。放射能災害が起これば一大事だが、単に「福島」にとどまる話ではない。地震多発国の日本に原発が54基ある。いつ起こるかわからない地震に備えて、運転を即、止めよと警告する。


暴走する原発  チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと

暴走する原発  チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと

  • 作者: 広河 隆一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/05/20
  • メディア: 単行本


◇ 内容紹介
 チェルノブイリから福島へ 戦慄の明日
チェルノブイリ原発事故以降、ウクライナとベラルーシ、周辺諸国でどのように汚染が広がり、人々が食べ物から被曝していったか、5年後、10年後のデータで明らかにしていきます。  2011年5月1日現在、日本の子どもたちが通う福島県の幼稚園・小・中学校で暫定基準とされた放射線の年間被曝許容量は、ウクライナで強制避難地域とされた土地で年間に被曝する放射線量の4倍です。このままでは、チェルノブイリの被曝の悪夢が、日本で再現されてしまいます。  50回以上チェルノブイリ原発事故被災地の取材を重ねた著者が、現地と協力して93年に避難民健康調査をしたデータも掲載。事故直後の政府からの「健康に影響はない」発言、避難地域をなるべく小さくしようと動いたこと、食べ物の放射線基準値の引き上げ…旧ソ連と2011年の日本は同じ事が起きているのが読み進むにつれて戦慄をもって迫ってきます。  これから福島がどのように復興していく道があるのかを考えるための必読書です。


放射能汚染の現実を超えて

放射能汚染の現実を超えて

  • 作者: 小出 裕章
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2011/05/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


◇ 内容(「BOOK」データベースより)
原子炉の心臓部である炉心が大規模に溶け落ちる「メルトダウン」を防いでいるのは、生身の人間たちの苦闘である。そして、この苦闘は今からまだ何カ月も続かざるをえない。運良く、その苦闘が実を結んで破局的な事故を防いだとしても、破壊された原子炉を始末するには、何十年もの苦闘が待っている(まえがき『放射能汚染の現実を超えて』復刊にあたって)。今こそ読まれるべき原発への警告の書。

原発大崩壊! 第2のフクシマは日本中にある (ベスト新書 329)

原発大崩壊! 第2のフクシマは日本中にある (ベスト新書 329)

  • 作者: 武田 邦彦
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2011/05/14
  • メディア: 新書


◇内容紹介
一日30万アクセスの注目ブログの著者・緊急の書下ろし! 原発が地震で壊れるのは想定内、都合のいい情報を信じてはいけない! 安全神話の嘘がバレたいま、原発とどう向き合うかを問う警世の書。
まるで原発などないかのように―地震列島、原発の真実

まるで原発などないかのように―地震列島、原発の真実

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 現代書館
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 単行本



「震度6強」が原発を襲った

「震度6強」が原発を襲った

  • 作者: 朝日新聞科学医療グループ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2007/10/05
  • メディア: 単行本


◇内容紹介
07年7月、新潟・柏崎刈羽原発を震度6強・マグニチュード6.8という「想定外」の巨大地震が襲い、地震大国日本で原発は大丈夫か、と不安が広がっている。「原発に何が起こったのか」を詳細に追ったルポとともに、「中越沖地震はどのように起こったのか」「『原発耐震指針の改訂』はどのように行われたのか」などをテーマとして、原発と地震について朝日新聞科学グループの総力取材で緊急出版する。

津波災害(河田惠昭箸)と三陸海岸大津波(吉村 昭箸) [現代]

 今回の東日本大震災の被害のうち亡くなられた方の90%以上が水死原因であり、65%以上が60歳以上であったという。地震よりも津波による猛威が多くの人命を奪い去ったのである。さて、今回取り上げた2冊は、津波に関する本であるが、書かれた主旨は微妙に異なる。「津波災害」は、現在、〝予言の書〟として様々な書評に紹介されている。この本の発行が昨年の12月なのである。その予言の部分は後ほど紹介する。もう一冊の「三陸海岸大津波」は、過去にこの三陸海岸を襲った大津波の様子を資料と生存者の証言に基づいて克明に描写している。現在のように映像に残すことができない代わりに、口述、書きものにその様子を言葉で残しているのである。恐ろしいほどに今回の大津波に似た描写があることに驚くとともに、何が生者と死者を分けたかの描写は、今回の大津波での被災と変わらないことが、描かれているのである。著者は、小説家であるが、個人的な趣味で、三陸地方の津波について調べ始めた、と書かれていた。

 さて、〝予言の書〟である「津波災害」は、日本全国の津波被災地域の人々への警告の書として書かれたものである。そして、その予言の部分は、「まえがき」にある。その要旨を次に紹介する。

 この本の出版は、2010年2月27日に発生したチリ沖地震津波がきっかけとなっている。わが国では、約168万人に達する住民を対象に、避難指示・避難勧告が出されたが、実際に避難した人は3.8%の約6.4万人に過ぎなかった。とくに、津波常襲地帯の北海道青森岩手宮城三重、徳島、高知の各県の沿岸市町村でも、対象人口約74万人中、5.1%の約3.8万人が避難したに過ぎない。このように極めて低い避難率であった。近年の津波災害では、住民の避難率が大変低いことはすでに問題となっていた。しかも、年々これが低くなっているのである。
 「こんなことではとんでもないことになる」というのが長年、津波防災・減災を研究してきた私の正直な感想であり、一気に危機感を募らせてしまった。沿岸の住民がすぐに避難しなければ、近い将来確実に起こると予想されている、東海・東南海・南海地震津波や三陸津波の来襲に際して、万を超える犠牲者が発生しかねない、という心配である。
(中略)
 そして、私が読者にとくに伝えたいことは、「避難すれば助かる」という事実である。そのためには、まず津波に関する知識の絶対量を増やすことが先決である。これらの知識で新しい〝常識〟を身につけるのである。しっかりとした知識に基づく避難をここでは「生存避難」と名付けた。これからの安全・安心な減災社会では津波に関する包括的な知識とそれに基づく行動が必要なのである。

 この本の肝はここに集約されているのである。「避難すれば助かる」は、今回の津波でも実証されたわけで、問題は、何故、多くの人々が安全な場所に避難できなかったのか、である。様々な事情が絡み合って運命を分けたのであるが、著者が一番問題にしているのは、昨年のチリ沖地震の際の避難勧告に対する住民の意識の低さであり、幸か不幸かこのときの津波はそれほどの高さに至らなかったのである。これが、避難しなくても影響ないという先入観を植え付けたことは否めない。そして今回の大津波来襲である。ほんとうの大津波来襲がこれまでの大津情報、防潮堤、想定避難地域をも打ち破って襲いかかったのである。
 正直、今回の津波は想定以上の大津波であり、書かれている対応策では到底抗しきれないほどの規模であったということである。事前の津波情報も正確に捉えることはできず、被害を減少させてくれるはずであった防潮堤も、ことごとく破壊され、逆に波高の嵩上げに貢献してしまった見方もあるくらいであった。
 本書は、今回の大津波の分析を踏まえての災害防止策を提言する内容に改めてほしいものである。

 「三陸海岸大津波」を読むと、何故過去の被災経験が生かされなかったのか、という思いが浮かんでくる。そして過去の経験を生かして、住居を波が押し寄せたきた位置、高さより低い地域には住居を設けず、それ以上の高さに家屋を移した地域は、被災を免れているという事実も厳然と存在し、今回もその地域はほとんど被害なく乗り越えることができた。教訓を生かした共同体とそうでない共同体の違いはなになのかを考えてしまう。
 津波は、「津波と災害」でも記してあるように、あぶない場所でも「避難すれば助かる」のである。しかし、時間の経過とともに、生活のため、利便性のために海の近くに生活拠点を作ってしまうというこを繰り返してしまのである。そして、いざ、全員避難せざるを得ないという場合には、限られた時間で安全な場所に移動するという訓練がされていなかった、としか思えない事態が発生し、犠牲者を生みだしてしまうのである。
 人には、自分だけは大丈夫だ、という御身安全神話があるが、自然の脅威はお構いなしに対象地域にあるものすべてに遠慮なく襲いかかるのである。「三陸海岸大津波」には、過去の大津波でどのように避難、津波から逃げたかの体験報告が綴られているのである。この本は、次世代に向けても語り伝えなければならない内容であるし、今回の被災体験を追加した形で、残してゆくべきである。


津波災害――減災社会を築く (岩波新書)

津波災害――減災社会を築く (岩波新書)





三陸海岸大津波 (文春文庫)

三陸海岸大津波 (文春文庫)

  • 作者: 吉村 昭
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/03/12
  • メディア: 文庫



人はなぜ逃げおくれるのか ―災害の心理学 (集英社新書)

人はなぜ逃げおくれるのか ―災害の心理学 (集英社新書)

  • 作者: 広瀬 弘忠
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/01/16
  • メディア: 新書



津波てんでんこ―近代日本の津波史

津波てんでんこ―近代日本の津波史

  • 作者: 山下 文男
  • 出版社/メーカー: 新日本出版社
  • 発売日: 2008/01
  • メディア: 単行本



先週、気になった本 原発、被曝、黒幕 [現代]

 依然として原発、放射能関係の本が、店頭を賑わし、新刊も続々と出されている。そんな本と歴史の〝黒幕〟物を取り上げたい。

まずは、気になる放射能汚染での〝内部被曝〟について


隠された被曝

隠された被曝

  • 作者: 矢ヶ崎 克馬
  • 出版社/メーカー: 新日本出版社
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
 なぜ被爆者認定されないのか、そこには科学を装う隠蔽工作があった。多くの人が苦しむ内部被曝を無いものにしてきた米核戦略を告発。
◇著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
 矢ヶ崎 克馬
1943年、東京生まれ、長野県松本育ち。名古屋工業大学計測工学科卒、広島大学大学院理学研究科(博士課程)物性学専攻単位取得満期退学。理学博士(広島大学)。琉球大学理学部教授、琉球大学極低温センター長、日本学術会議物理学研究連絡委員会委員、琉球大学学生部長、琉球大学理学部長等を歴任。2009年3月、琉球大学定年退職。2003年より、原爆症認定集団訴訟で、「内部被曝」について証言を行う。現在、琉球大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


内部被曝の脅威  ちくま新書(541)

内部被曝の脅威 ちくま新書(541)

  • 作者: 肥田 舜太郎
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/06/06
  • メディア: 新書


◇内容(「BOOK」データベースより)
 内部被曝とは、放射性物質を体内にとりこみ、長時間にわたって身体の内側から放射線を浴びることである。恒常的に被ばくすることで遺伝子が傷つけられ、癌などを誘発するといわれている。だが、このリスクを見極める研究は少なく、人体への影響をめぐっては議論百出だ。本書では、ヒロシマでの被ばく後、六十年にわたり内部被曝の研究を続けてきた医師・肥田舜太郎と、気鋭の社会派ジャーナリスト・鎌仲ひとみが、内部被曝のメカニズムを解き明かし、その脅威の実相に迫る。「劣化ウラン弾」などの大量使用により新たな様相を帯びる「核の脅威」に斬り込んだ、警世の書。


隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ

  • 作者: 小出 裕章
  • 出版社/メーカー: 創史社
  • 発売日: 2011/01
  • メディア: 単行本


◇著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
 小出 裕章
1949年東京生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒、同大学院修了。1974年に京都大学原子炉実験所助手になる。2007年4月から教員の呼称が変わり、現在は助教。専門は放射線計測、原子力安全。伊方原発訴訟住民側証人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


福島原発人災記――安全神話を騙った人々

福島原発人災記――安全神話を騙った人々

  • 作者: 川村 湊 著
  • 出版社/メーカー: 現代書館
  • 発売日: 2011/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


◇内容紹介
 2011年3月11日、東日本大地震大津波、それに続く原発事故。文芸評論家の筆者は原子力に関しては全くの素人。東電・政府・関係機関・専門家の過去から今の発言の生資料を調べまくって分かった彼らのいい加減さ。これは正に人災だった。


原発崩壊 増補版-想定されていた福島原発事故

原発崩壊 増補版-想定されていた福島原発事故

  • 作者: 明石 昇二郎
  • 出版社/メーカー: 金曜日
  • 発売日: 2011/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


◇内容紹介
 [<増補版>のためのまえがき より]】
これまでのマスコミ報道では、原発反対運動などしょせん「地域の話題」に過ぎず、相応の扱いしかしてこなかった。
 その結果、大都市圏に暮らす人々は原発の問題など「ローカルな話」であり、「他人事」だと思ってきた。
それが、フクシマ「原発震災」事故によって放出された放射能が東京をはじめとする首都圏にも飛来し、食品や水道水から放射能が検出されるに至って、原発の話題は「自分事」になった。


日本の原発、どこで間違えたのか

日本の原発、どこで間違えたのか

  • 作者: 内橋克人
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/04/20
  • メディア: 単行本


◇内容紹介
 未曾有の惨事となった東京電力福島第一原発の事故を、日本の原子力政策の出発点に戻って考える。原発建設を急いだ正力松太郎、福島第一原発の誕生秘話、運転3年半で起こった最初のトラブル、「応力腐食割れ」……。しかし、「万が一」を恐れる住民たちを前に、「安全」は最初から脇に追いやられていた!? 日本を代表するジャーナリストの渾身のルポルタージュが今、甦る。


新版 原発のどこが危険か 世界の事故と福島原発 (朝日選書)

新版 原発のどこが危険か 世界の事故と福島原発 (朝日選書)

  • 作者: 桜井 淳
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/04/08
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
 2011年3月11日、午後2時46分。三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が、東日本を襲った。この地震と津波の影響で、福島第一原発の1~3号機が緊急停止。非常用の炉心冷却装置が作動せず、原子炉圧力容器の水位が低下する深刻な危機に陥った。本書は、1995年刊行の旧版に、この福島第一原発事故についての詳細な考察を加え、新版として刊行するものである。事故は、非常用ディーゼル発電機の不作動が危機の引き金となったが、本書は旧版において、この非常用ディーゼル発電機の危険性を指摘していた。まさに本書は、現代に警告を発する「予言の書」であった。過去の事故を総ざらいし、老朽化を迎えつつある今日の原発の危険性と問題点を浮き彫りにする。いま読まれるべき独自の安全論である。


g2 ( ジーツー ) vol. 7  (講談社MOOK)

g2 ( ジーツー ) vol. 7 (講談社MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/15
  • メディア: ムック


◇内容説明
月刊現代の後継誌として講談社が発行するノンフィクション総合誌

G2 第7号 タイトル
【巻頭特集・東日本大震災と日本の希望】
三陸海岸・緊急現地取材
ルポ・大津波と日本人
佐野眞一(ノンフィクション作家)
東北学』の主宰者が緊急提言
いま、東北ルネサンスが始まる
赤坂憲雄(福島県立博物館長)
特別座談会・大震災とインターネット
上杉隆・常岡浩介・堀江貴文

最後に黒幕物を一冊、

最後の黒幕 朝堂院大覚 昭和、平成事件簿

最後の黒幕 朝堂院大覚 昭和、平成事件簿

  • 作者: 大下 英治
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2011/04/07
  • メディア: 単行本


◇内容(「BOOK」データベースより)
 児玉誉士夫、小佐野賢治、中曽根康弘と対峙した「殖産住宅事件」。師と仰ぐ後藤田正晴を守りぬいた「特捜検察との攻防」。盟友・石原慎太郎とともに立ち上がった「尖閣列島問題」。金丸信と組んだ「ニカラグア運河計画」。あらぬ汚名を着せられた「オウム事件」。許栄中、司忍、後藤忠政との「裏社会コネクション」。「TSKCCCビル」「朝鮮総連」を巡るハゲタカ・ファンドとの対決。ビジネス・パートナーの「マイケル・ジャクソン怪死事件」―etc。

『ラジオの魂』 小島慶子著(河出書房新社)を読んで [人]

 筆者はTBSラジオの毎週月から金曜日の13時から15時30分までの生番組のパーソナリティを担当しているフリーアナウンサー。TBSのアナウンサーであったが、2010年6月に退社し、フリーとなった。

◇ 小島慶子 キラ☆キラ のホームページ

 番組内容は、上記のホームページにより雰囲気をつかむことができるし、出演時間があわない場合にも、ポッドキャストで番組の一部を聴くことは可能。
 普段はどうでもいい話題をテーマに、様々な短い番組を織り交ぜながら、日替わりのレギュラーを相手にテーマに関するリスナーの反応メールとトークを売りにしている。なかでも、脚本があってなきがごとき、小島のフリートークが聴取者の支持を集め、番組は2009年4月に始めたが、半年で聴取率№1を獲得したという。これには伏線があり、小島が局アナ時代にやはりラジオ番組「アクセス」を担当し、この番組貢献で、1999年、放送界のアカデミー賞といわれる第36回ギャラクシー賞DJパーソナリティ部門賞を受賞している。唯の女子アナではなかったのである。現在は2児の母親でもある。

 さて、最近、小島慶子のその本領は3.11 14:46の本番中に起きた東日本大震災発生時の放送で発揮された。その模様は、TBSテレビの番組「情熱大陸」での小島慶子がテーマの映像で知った。緊急事態発生で何をしなければいけないということを、日ごろのフリートークの経験が十分に生きた放送となった様子がよくわかった。また、その翌週月曜日の放送の様子も、特別番組にしてサービスエリアである関東圏の被災状況、テレビがやっていない情報をいかに取り上げるかに苦心する様子が描かれていた。

 そしてこの本である。筆者が関心をもった点は2点である。一番目は何故、局アナを辞めてフリーとなったか。もう一つは、ラジオへの〝こだわり〟である。
 小島慶子という女子アナを知ったのは、2009年の5月ごろからの「キラ☆キラ」を聴き始めてからである。印象はこんな女子アナがTBSにいたんだ、という気持ちが強かった。そして、番組も含めて、この人も、注目されている女子アナだとわかったのは半年を過ぎたころであった。
そして、1年後退職してフリーへ。そして週刊プレイボーイに水着姿を披露するようになった。また、単発のテレビ番組にも顔をだすようになった。

 本の中で、ラジオとの関わり、女子アナとなった動機、そしてテレビ出演局アナとしての仕事、そして限界。局アナとしてのラジオとの出会い。その番組が「アクセス」。台本通りの言葉でただ番組を進行させる仕事に限界を感じていたときに、まかされたのが、「キラ☆キラ」である。自分の言葉で放送を仕切ってゆくと、局との軋轢がどうしても出るらしい。自分の個性を出して仕事、局アナの枠を飛び出して仕事をしたいという動機がフリーになった経緯が書かれていた。

 もうひとつラジオへのこだわりである。ラジオの命は、言葉と言葉以外の音がすべてである。その分、台本が重要であるかもしれない。FM番組でお気に入りはなく、ほとんど聴かないのは、台本通りの話で、面白味が全く感じられないからである。普通のAM局のほうが、面白いのは会話がそのものがうまい人たちが担当しているからだろう。名前だけ有名でラジオを担当している人は、ほとんどが棒読み。その点、すこしそれるが、このラジオ番組で異彩を放っているのが伊集院光である。かれのテレビの顔とラジオの肉声での言葉では印象が全くことなる。面白い人だ。小島もこの本のなかで伊集院光、三宅裕司の番組を中学・高校時代に聴いていて、影響を受けたことを記述している。
 テレビという媒体は、主流は映像であり、女子アナは容姿、服装まで制約を受けるらしい。もちろん発言内容も当たり障りなく、本音を封印しての受け答えに終始するのだという。見ていても面白くないのは、これが原因のようだ。そんな制約の多い媒体であるテレビより、より自由度の多いラジオが小島にとって、〝水を得た魚〟になっていったのである。そんなことが書いてあった。
 局アナ時代から積極的に他局への出演にもこだわていた小島である。ひそかにいつ出演するのか楽しみにしているのは、テレ朝の「徹子の部屋」とNHKの番組出演である。話題性からみて大いに可能性はあるとみている。
 「世の中って捨てたものじゃないよ」を信念にラジオにこだわって、自分の言葉を発信している小島慶子。
 「ラジオって捨てたものじゃないよ」とエールを贈りたい。


ラジオの魂

ラジオの魂




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